スタッフブログをご覧の皆さんこんにちは。
これまでも何度かブログで報告をしてまいりましたが、制作中のドラマが完成を迎え、網走市での完成上映会を開催する事となりました。
■開催要項
日 時 平成28年11月17日(木)
時 間 会場 18:00 開演18:30 閉演21:00(休憩時間含む)
会 場 エコーセンター2000内エコーホール
入場券 大人300円 (高校生以下無料)
(チケット販売 (株)セントラルメデカルサービス 0152-67-4646)
映像で見る網走はやはり綺麗で魅力的な土地であると再認識致しました。
企画・プロデュースを行った駒井さんは札幌出身で網走在住は約10年になります。
同じ道内とはいえ、札幌と網走では人口はもちろん、自然や風土にも色々な違いがあります。他の土地を知っているからこそ比較ができ、網走の良さ、問題点の双方が見えていらっしゃると思います。脚本・監督の土手さんとも駒井さんからの繋がりで何度も網走へ足を運んでもらい、網走を知ったうえでの見えてきた意見を頂きました。
外部から見てみると内からとは違った見え方がしてくるものでしょう。その意見に先ずは耳を傾け、そしてそれを取り入れていく。内部だけ知っていてもそこから見える事というのはそう多くない物でしょうから、他の意見を受け入れる。そんな土壌が必要ですよね。
このドラマでもそのように企画者・脚本家の意見交換から内容の発展へ繋がり、完成に至るまで内外の色々な発想が込められた作品の仕上がりへと繋がったと思います。
主演の『高山かな』さんや、音楽監督の『村山竜二』さんのお二人も東京在住の方です。
仕事を通じて出会った方々ですが、撮影以外の時間にも一緒に食事をしたり、お酒を飲んだり、温泉に浸かったりと、そこでも色々なお話を聞くことが出来ました。
私たち網走市民では当たり前になっている日常の生活やそこから見える風景、環境…そんな事が東京の方にとっては新鮮で、私たちには近すぎて感じなくなっている事柄。実は案外そんな普通のものが『宝物』であったりするのではないかと感じる事が出来ました。
そして、そんな話しのできる関係性をきずくことができ、網走を好きになって頂けたかとも感じています。
ドラマでは主人公が東京から網走に移住してきます。それも医療関係の人手不足解消の方法であるかと考えています。そこには移住者側だけではなく受け入れる側。街と人が受け入れられる体制も整っていなければなりません。その地にもともとある考えと、新たに入ってくる意見の受け入れ、すり合わせといった所ですね。
少子高齢化は、もう日本全体が迎える現象でありこの流れを止めるというのは非常に難しい事だと思います。しかしその現象をただ眺めているだけでは状況が改善される事がなく、少しでも早い段階からそこに取り組む事が大切なのだと思います。
取組は小さな事からで構わないと思います。形も色々とあるでしょう。その姿勢や思いが安易に必ず結果に繋がるとは言えませんが、そこがなくしては何かが始まるという事はないのだと思います。
ドラマ制作を通じ携わる事でそれまでに比べよりその問題に向き合い、自分なりに調べ、網走が好きな一市民として今までには持っていなかった危機感を感じたのが正直なところです。
28年9月末現在で網走市民は37,000人を切りました。