始めまして。
網走中央病院総務課の五十嵐 貴彦と申します。
私は6月からこちらの病院でお世話になっていています。
直接患者様とは接する機会が少ないですが、見かけた際には気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。
さて、今日は9月30日に網走で行われた第4回 オホーツク網走マラソンに参加してきましたので、皆さまにも楽しさを共有して頂けたら良いなと思いブログに投稿してみました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、全国3位の人気を誇るオホーツク網走マラソンは世界でも珍しいここだけ、と言う場所からスタートします。それは何と網走刑務所の正門前からのスタートです!
全国からはもちろん、香港や、シンガポールから参加している方もおり、今回は総勢1,988人の参加でした。
コースはアップダウンがあるものの、制限時間が6時間30分と、とても完走しやすい設定になっていますので楽しみながら走る事が出来ます。
ゲストランナーには4年連続参加のワイナイナ選手も参加しており圧巻の走りを見る事ができます。
そして、なんといっても網走のマラソンの魅力は多くのエイドステーション(給水所)には鉄砲汁や、網走牛乳、地元の小麦で作られたアンパン、35キロ付近では網走産の和牛のステーキに、今年は姉妹都市の山形県天童市からシャインマスカットまで用意されていました。
今年は1回も練習をしていないという無謀なチャレンジをしてしまい、一緒に参加している仲間も見つけられずに1人で不安になりながらスタートに並んでいました。そんな中スタートゲート前では地元の東京農業大学のチアリーディング部と応援団による名物「大根踊り」が始まり、それと共にスタートの合図が鳴り響きました。完走できるかも分からないまま走りだし、とりあえずはタイム別に配置されているペースメーカーに付いて行こうと思いながら網走刑務所前の「水面橋」を渡り、国道39号線を走って行きました、最初は大勢のランナーの中ペースも早くなってしまい、あっという間に最初のエイドステーション(給水所)4kmまでたどり着きました。そこでは地元のカニを使った鉄砲汁がふるまわれており、最初の緊張感も忘れてカニにかぶりついていました。
その後すぐに一番後ろからスタートしたはずのワイナイナ選手に肩を叩かれ、あっという間に抜かれてしました。
その後はコースで一番きつい坂を歩いて登り、しばらくは上り下りのある森の中を走って行きました。その後は観光でもおすすめの「能取岬」へ向かって森を抜けていきます。(某有名アイドルグループもCMを撮影した場所です。ご存知の方もいるはず。)
そこでは地元の網走牛乳やアンパンなども置いてあり、走るのを忘れて雄大な景色を眺めながらくつろいでしまいそうな気持を我慢してゴールに向かいます。
その後は少し長い下り坂があり、トンネルを抜けると右側には雄大なオホーツク海を眺めながら汽水の能取湖に風景は変わっていきます。ちょうど秋味の釣りシーズンでもあり、釣り人も多く見られ、ここでも走るのを止めて釣りをしたいと言う気持ちを抑えつつ足を進めていきます。その後も2.5kmごとのエイドステーションでは地元大学生や高校生のボランティアの人たちや、仮装をした芸人?達にいっぱい元気をもらいながら、歩いたり、はしったりと何とか楽しみにしていた35km地点の和牛の所まで着きました。
ただ、残念な事にあまりにもタイムギリギリで走っていたため、肉の切れ端しか食せませんでしたが味は最高に美味しかったです!
次なるエイドステーションは山形県天童市からのシャインマスカット。自分は初めて食べましたが、本当に甘くめちゃめちゃ美味しかったです。是非とも毎年来てほしいですね。
そこからは、サイクリングロードにコースを移し、ゴールまで向かいますが、そろそろ足に限界が近づきはじめ心が折れそうになりながら進んでいくと、何とかゴール会場の「大曲湖畔園地」までたどり着く事が出来ました。会場に入ると18ヘクタールの大きなひまわり畑が出迎えてくれて、限界だった足も少しだけ痛みを忘れて残り2キロを走りきればゴールです。
目に見えるゴールですが、思うように足が進まずもどかしい自分にむけて、先にゴールした参加者や地元の方々も声を沢山かけてくれて、最後の直線では大勢の観客に、大学生達のハイタッチの嵐を進むと最後にはなんと網走の水谷 洋一市長にまで迎えられ無事に完走できました。
ゴール後にはタオルと網走刑務所で手作りされたエンジュの木のメダルをかけてもらい、ゴールした満足感でいっぱいでした。
その後は網走ならでは、本物の流氷でアイシングが出来る!!これは網走でしか味わえないですね。
ゴール会場ではラジオの公開放送も行われ、地元のフードコートでお腹を満たして無事帰ることが出来ました。
近隣の地域の方はもちろん、遠方の方でも女満別空港からのアクセスが良いですし、ここでは書ききれない美味しい物や自然が網走には沢山ありますので、来年は是非参加して頂き一緒に楽しく走りたいですね。