健康に役立つ情報、日々の生活に役立つ情報など、病院からみなさまへ様々なコンテンツを随時掲載します。
★コラムに新コーナー登場!(新しい動画も追加しました!)
・ワクワク・ドキドキコンサート at 中庭2013
・網走と言えば・・・・?(New!)
・Abashiri 遊んで 観・食!(網走に行こう!)
♪♪音楽イベント「大演奏会」は無事終了しました。スタッフブログに報告記事を投稿しましたのでご覧ください。
当院の協力会社 セントラルメデカルサービスが6月20日(火)に、音楽イベントを行います。
『網走大好き3人のプロミュージシャンと網走一中吹奏楽部38人の大演奏会』
6月20日 網走市エコーセンター・エコーホールにて18時半開演です!
詳しくは 掲載のチラシに載っております。
ちょっとだけ説明させてください。
網走が大好きになったミュージシャンがいます。
そのミュージシャンが友だちを連れてきて、友だちの輪が広がり、網走第一中学校吹奏楽部の生徒さんたちと大演奏会を開催することになりました。網走の魅力を再発見し音楽を楽しみながら、健康のこともちょっと考える楽しいイベントです。
是非、遊びに来てください。入場券は、まだあります!
私たちが、いつも考えているテーマは「地方創生」です。
地方がなくなると、日本の中心も無くなるかも知れません。
(画像はクリックすると拡大表示できます。)
★村山竜二さんのウェブサイト、そして、エビ沢キヨミさんも参加されている「サイバーニュウニュウ」のページです。
★網走第一中学校のウェブサイトにも掲載していただいています!
網走中央病院ホームページをご覧の皆様こんにちは。
今回のコラムを担当します、当院勤務5年目を迎えた理学療法士の橋川哲也です。宜しくお願い致します。
現在、世の中では「病院から在宅への転換」が進められ、在宅介護におけるサービスの充実や設備の開発なども進んでおります。しかし、まだまだ在宅介護を行う中で不安を抱えながら行っている方も少なくないのではないかと思います。
そこで、在宅で介護を受ける方、介護をされている方にとって参考になる情報を発信できないかと考え、「褥瘡」について書かせて頂きます。
まず、「褥瘡とは?」
日本褥瘡学会の定義では、「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」とされています。
簡単には、「褥瘡(じょくそう)」は一般的に「床ずれ」と言われるもので、
私達の身体は、皮膚が何らかの理由で長時間圧迫される事によって、部分的に血流量が乏しくなると必要な酸素や栄養の供給が絶たれ、その箇所の細胞が壊死(えし)を起こします。この状態のことを褥瘡といいます。
「なぜ褥瘡は出来るのでしょうか?」
褥瘡発生の最大の原因は、同じ部位への持続的な圧迫といわれています。
短時間の圧迫であれば、一時的に皮膚が赤みを帯びるだけで血流量の改善に伴い組織は元に戻ります。
しかし、圧迫が長時間続くと皮膚とその下の組織が完全に壊死に陥ります。
実験によると褥瘡発生を引き起こす皮膚の圧迫時間として、同一部位に「2時間以上」の持続圧迫により褥瘡が発生するといわれています。
持続的な圧迫が起こる状況として考えられるのは、健常者であれば圧迫により痛みやしびれ、苦しさを感じると無意識に身体を動かし、徐圧をし血流を回復させる事が出来るのですが、なんらかの障害により感覚が乏しくなる、または身体を動かす事が出来なくなっている(寝たきり)と、自ら徐圧をする事ができず局所への持続的圧迫によって褥瘡発生のリスクを増大させてしまいます。
「褥瘡の好発部位」
では、褥瘡の発生しやすい部位はどこでしょうか。
特に、骨が突出している部位や脂肪や筋肉が薄いところが褥瘡の好発部位とされています。
・仙骨部 (お尻の中心)
・大転子部
・腸骨稜部(骨盤の上部)
・踵骨部(かかと)
・外顆部、内顆部(外くるぶし、内くるぶし)
・肩甲骨部や肘頭部
他にも耳介部や後頭部など身体のあらゆる箇所に発生する可能性があります。
「褥瘡の予防」
①外力を減らす
日本褥瘡学会で作成されたガイドラインによると、基本的に2時間毎の体位交換が有効と言われています。また、骨突出部にかかる圧力を軽減する為に、耐圧分散寝具(エアマットレスなど)やクッションなどを使用して予防を図る事も大切です。
②栄養
食事(栄養)を十分に取れていない低栄養の状態が続くと、身体は痩せていき骨が突出してきます。
皮膚には本来外部からの刺激から守る役割があり、多少の圧迫や摩擦にも耐える力があるのですが栄養が不足すると、皮膚は脆くなり外からの刺激に対して弱くなってしまいます。
皮膚だけではなく、低栄養による筋肉の減少、更に身体からタンパク質が不足すると浮腫(むくみ)が生じ、浮腫により皮膚が引き伸ばされ薄くなり傷つきやすい状態となると、これも褥瘡発生のリスクを高める要因となります。
これらの事から、十分な栄養管理も大切な予防の一つとなります。
③スキンケア
褥瘡の予防にはスキンケア(皮膚のケア)も大切になります。
皮膚が劣悪な環境にさらされていると褥瘡発生のリスクを高める事になります。
例えば、オムツを着用している場合、便および尿、発汗によりオムツの中は高温多湿の状態となります。
常に皮膚が湿っていると、角質層の水分が増加し「浸軟(しんなん)」という状態(いわゆる水に浸ってふやけた状)となり、角質層のバリア機能が破綻した状態となり褥瘡などの皮膚トラブルが発生しやすい状態といえます。
【POINT】
前述のとおり外力を減らす為にマットレスやクッションなどの利用も推奨されています。
それらには持続的な圧迫を軽減する目的があり、褥瘡リスクの高い方にとって有効とされ褥瘡の発生を減らすことが可能となります。
しかし、その反面デメリットもあり耐圧分散マットレスの種類によっては柔らかすぎや沈み込むことで、人によっては動きにくく、廃用症候群を助長する可能性もあります。
(動けない = 廃用症候群を助長 = 褥瘡発生リスクを高める)
したがって個々の身体的状況を適切に判断し、個々に合わせたケアが重要となります。
※廃用症候群とは、安静状態が長期に渡って続くことで起こる身体機能が低下した状態のことをいいます。
「最後に」
褥瘡と一言で言っても、発生に至るまでの過程には様々な要因が関係し、発生に関係する身体的特徴や環境因子なども人によって異なります。
身体的な状況によっては一度発生し進行した褥瘡は難治化するケースも少なくありません。
普段から意識的に観察していないと、発見が遅れてしまう事もあります。
特に在宅で介護を受けている方、介護をされている方には特に日頃の観察やケアを注意深く行って頂き、
十分な知識と技術を持って「予防」に努める事が最も重要となります。
こんにちは
今回は、便秘に効く食事についてです。
便秘にお悩みの方、特に女性は多いのではないでしょうか。
便秘薬を使わないと出ない・・という方もいらっしゃるのではと思います。
慢性的な便秘は肌荒れやニキビの原因となります。これは、皮膚の血行が悪くなってしまい、さらには便が腸内に溜まって腐敗することで悪玉菌が増え有害物質が発生、それが血液に入り込み、全身をまわることも原因とされています。
また、アトピー性皮膚炎の方は肌が弱いので、有害物質に負けてしまい、再発や悪化の原因になるといわれています。
大腸のはたらきは体に必要な栄養を取り込み、有害なものを出すことです。
有害なものには、ウイルスや病原体も含まれます。
よく耳にする、“腸内環境”が整っていないということは、ウイルスや病原体を体の外に出すことができない=<免疫力がない>状態という事です。
たかが便秘、と軽く考えられないとても怖い症状であることがわかったと思います。
では、そんな便秘を改善するためには・・・
① 便をやわらかくしたり、量を増やしたりする、食物繊維をとりましょう!
・ごぼう ・たけのこ
・こんにゃく ・きのこ類
・昆布、わかめ ・いも類
・果物 ・豆類
など
② 腸の動きを高める食品を食べましょう!
・にんにく ・玉ねぎ
・オリーブオイル ・さつまいも
など
③ 腸内の善玉菌を増やしましょう!
・ヨーグルト ・キムチ
・納豆 ・チーズ
など
※善玉菌にはいろいろな種類があります。(乳酸菌、ビフィズス菌など)。
同じ菌を『毎日ある程度の期間とり続ける』ことで効果が出るといわれており、善玉菌には美容にかかせない『ビタミン』を作ってくれるはたらきもしてくれます。
そのほかにも、水分をたくさん摂る事も大切です。
いろいろな食材を上げましたが、習慣にしやすいものを1品選んで、毎日食べるようにするとよいです。ヨーグルト、チーズ、納豆などは簡単そうですね。
野菜ときのこたっぷりのお鍋ににんにくを入れたり、たけのこ、こんにゃく、ごぼう、きのこは、炊き込みご飯にも使えて簡単でよいですよね。
肉をヨーグルトで漬け込むとやわらくジューシーになるともいわれています。
その他の食材も意識的に食べるようにすると、更に効果が期待できます!
好みや日頃の食生活から、自分にあった食材を見つけてみましょう!
前回、骨を強くするにはビタミンDが大切というお話しをしました。
骨がもろくなってしまう骨粗しょう症は、高齢者の方だけでなく、若い方にも広まっている病気です。
もろくなった骨は骨折しやすくなっています。高齢者の方は、一度の骨折が寝たきりにつながることもあります。たかが骨折・・とあなどれない、とても怖い病気です。
女性はもともと骨粗しょう症になりやすいといわれています。出産や授乳で体の中のカルシウムを使うからです。更に閉経後はますます骨がもろくなってしまいます。
骨粗しょう症にならないために、また、もしなってしまった場合には必要な栄養素をしっかりとることも大切ですが、前回も書いたように日光に当たることや適度に運動をすることも大切です。
逆に過度なダイエットや喫煙、お酒の飲みすぎは注意です。
サプリメントで栄養を摂ろうとする場合にも、飲みすぎは過剰症といって体に悪影響をもたらすことがあるので、1日の量をしっかり守ってくださいね!
さて、骨を形成する栄養素といえばカルシウムが思い浮かぶと思いますが、カルシウムの吸収を助けてくれるいろいろな栄養素と一緒に摂ることで、更によい効果をもたらしてくれます。
たとえば・・
《鮭のクリーム煮》
1. 塩コショウをした鮭を油で両面焼く
2. フライパンの空いたスペースで野菜
(玉ねぎ、小松菜、しめじ)をさっと炒める
3. 市販のクリームソースと牛乳を1:1の割合で入れて
軽く煮る
《夏野菜の甘酢炒め》
1. なす、パプリカ、ピーマンを炒める
2. しょうゆ:砂糖:酢=1.5:1:1の分量でいれて絡める
3. 水溶き片栗粉でとろみをつける
牛乳、小松菜に多く含まれるカルシウムの吸収を、
鮭、しめじのビタミンDと、
なす、パプリカ、ピーマンのビタミンCが助けてくれます。
また、お酢は胃液がたくさん出るので、いろいろな栄養素の吸収がよくなります!
いろいろな食材をつかうメニューは、たくさんの栄養素が摂れ、
相乗効果もうまれるのでオススメです!
ぜひ、参考にしてみてください!
さて、ピロリ菌特集第2弾です。
前回ご紹介したようにピロリ菌に感染すると胃潰瘍や慢性胃腸炎、胃がん等の発症リスクが高くなる事をお伝えいたしました。
そんなやっかいなピロリ菌ですが、検査でご自身のお腹に発生しているのか確認する事が可能です。
では、その検査方法とは?それは内視鏡検査(胃カメラ)です!
胃カメラ=苦しい…大変…といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし、現在では鎮痛剤を使用し眠っているうちに検査する方法や挿入技術の向上により、以前より苦痛も少なく行えるようになってきております。
寝て起きたら終わっていた!楽ちんですね!
当院においても、担当医である片山医師が『胃カメラ・大腸カメラを、苦痛なく楽にできるように工夫を重ねてきました。二度とカメラはやりたくないということが無いように心がけております。』と申しております。もちろん病院全体としても、同様に患者様のご負担を少しでも軽減できるように努めております。
病気にならないよう予防が大切です。早期発見、早期除菌が重大リスク回避に繋がります。お気軽にご相談下さい。
網走にもやっと夏がきましたね。
夏に欠かせない栄養素と言えば『ビタミン』
ビタミンの中でも、日光浴をすることで体内で生成されるビタミンDは、骨を強くするのに欠かせない、栄養素です。
私たち北国の人間は、夏の太陽が好きです。
しかし、昨今では紫外線が強くなってきて過剰に浴びることで有害にもなり、浴び過ぎることで、シミやシワ、更には皮膚がんの原因となる物質が体の中に発生します。
なので、紫外線を対策をしながら、夏の太陽浴びたあとは、肌に欠かせない栄養素もしっかりとりましょう!
豚肉や牛乳、卵や魚に多いビタミンB2や、果物や緑黄色野菜からとれるビタミンC・E・カロテン、レバーや大豆、肉類や卵から葉酸や鉄をとるとよいです。
・豚肉と一緒に、ほうれん草や小松菜、にらやにんじんなど、たっぷりの野菜を入れて、
ポン酢でさっぱりとした炒め物
・たっぷりねぎをのせた冷奴
などは、遊び疲れているときでも簡単にできるのでオススメです!
網走の短い夏を満喫しましょう!!
次回は、ビタミンDをとれるメニューもご紹介します!
今や、名前だけは聞いた事ある方も多いのではないでしょうか?
ピロリ菌、正式名称ヘリコバクター・ピロリ。
胃の出口『幽門』から発見されたことにより幽門を意味するピロルスから取っています。
なんとも名前だけはかわいらしいのですが、保菌していると
これがまた大きな病気につながっていく原因でもあるのです。
慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を誘発したり、胃がんの発生にも深く関連しています。
ピロリ菌に感染しているからと言って100%病気になるわけではありませんが、胃の病気を発症した方はピロリ菌感染率が高いです。
ピロリ菌は発見したら除菌をお勧めします。
それが、病気の予防となっていきます。
知らず知らずのうちに、大切な人を癌にさせる。
夫からの受動喫煙によりたばこを吸わない女性の肺がん罹患率が上昇するという報告があります。
受動喫煙では、いったん空気中にひろがったたばこの煙(副流煙)に含まれる有害物質を呼吸とともに鼻から吸いこむことになりますので、喫煙者がフィルターを通して口から直接吸う(主流煙)よりも小さい、肺の奥まで届く物質を吸い込むことになるのではないかと予想されます。そのために、受動喫煙が腺がんの原因となる可能性が考えられます。
右の肺癌学会の資料によれば、夫が喫煙者であれば、受動喫煙の影響によって、タバコを吸わない女性が肺がんになるリスクは1.5〜2倍ぐらいに増加します。
最近ムシムシ暑い日が続いていますね。網走でも連日食中毒警報が発令されています。
食材を出しっ放しにしないなど、細かい注意で食中毒は予防できます!
また、これから、外で焼肉等する機会も多くなるかと思います。
最近肉の生食がどんどん規制されていっているように、
生肉には食中毒菌がいっぱいなので、
しっかり火を通して食べるようにしましょう!!
(2015.7.31栄養科より)
参考:お肉の食中毒を避ける(厚生労働省)
以下のリンクをクリックすると外部のコンテンツが表示されます。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/nikuA4_0105_1MB.pdf
さつまいもは、食物繊維がたっぷりなので、便通が良くなって、老廃物を排出してくれます。
また、余分な塩分も体の外に出してくれて、高血圧予防になるカリウムもたっぷりなので、美味しい季節にぜひ食べておきたい食品です♪
ただし、糖分もたっぷりなので、糖尿病の方は食べすぎ注意です!!
<揚げない大学芋>
・さつまいも 1本
・砂糖 大さじ2
・しょうゆ 小さじ1
・みりん 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
・黒ごま
作り方は、油を熱したフライパンで焼き色がつくまで焼き、
調味料を加えて混ぜ合わせるだけです。
揚げないので油が少なくヘルシーにできます。
余ったさつまいもでご飯も作りました。
寒い日は体調を崩しやすいので、しっかり食べて健康管理をしましょう!!
(2015.10.27 栄養科より)
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